やはり、ピザ釜か【完結編】

畑の野菜でピザを。

そんな想いで始まった、ピザ窯づくり。

前回、とうとう完成しました。

（やはり、ピザ窯か【後編】）

（やはり、ピザ窯か【前編】）

いや。

終わっていなかったのです。

屋根です。

ピザ窯に使っている耐火セメントは、

雨に弱く、窯を守る屋根が必要だ、

ということが判明したのです。

であれば、

作るしかありません。

さっそく、

いつもお世話になっている、

村の材木屋にやってきました。

ここでショッキングな通達。

「今月いっぱいで閉めちゃうんだよ」

えーー。

わが家の木材調達を託していた存在。

これは、寂しい限りです。

「どうせ全部、運んじゃうから、

欲しいモノあったら、持っていきなよ」

いやいや。

欲しいモノしかありません。

今年一番の興奮状態。

ありがとうございます！

さて、作業開始。

これまで、薪小屋や小さな倉庫は

作ったことがありますが、

過去一番大きな造作になりそうです。

今回は、土台からしっかり作ります。

周りの建物をよく見ると、

波板の屋根の場合、

両サイドが金属板でカバーされています。

真似をしようと、

ホームセンターにやってきました。

よく似た金属板を見つけたので、

通りかかった初老の店員さんに、

これで良いのか？確認します。

すると店員さんは、言いました。

「私は、これが何か、分かりませんが、

あなたが手に取ったということは、

きっと、やりたいことが成功するでしょう」

まるで、牧師の高尚な説教のようですが、

内容としては、無責任な回答です。

結局、正しい使い方か？分からぬままも、

一応、屋根の端はカバーできました。

何だかんだで、

窯本体よりも時間が掛かりましたが、

小屋が完成しました。

あとは野菜をどんどん育てて、

ピッツアの腕を磨くだけ。

というわけで、

これにてピザ窯シリーズは完結。

不思議なもので、

ひとつ終わる頃、次にやりたいことが、

向こうからやって来ます。

山小屋は、

エンドレスなのです。