くわ買って、気合いが入る

現在、ひたすら開墾中。

ここはかつて茶畑でした。

 

草刈りしやすいように、

茶の木が切り落とされましたが、

地中にはまだ根っこが鎮座しています。

 

ほじくり返しているうちに、

鍬(くわ)がバキッと折れました。

 

だいぶ昔、ホームセンターで買った、

たしか安物の鍬。修復は無理そうです。

これを機に良い鍬を買おう。


おそらく、

プロにとって一番大事な道具は

惜しみなく良いものを選ぶはず。

 

野球選手にとってグローブ。

料理人にとって包丁。

 

農家は、鍬(くわ)ではなかろうかと

勝手に思い込んでいるのです。

 

「農で1200万円」の著者、西田栄喜さんは、

このように言っています。

 

「平鍬は、農家にとってまさに自分の分身。

平鍬だけはいいものを使いましょう。

平鍬使いが上達すると、農家の稼ぎも

上昇するから不思議です」と。

 

そこで、平鍬と四本鍬の2本、

思い切ったものを買いました。

 

愛知の鍛冶屋が叩いた刃。

そして、ここ清水で古くから親しまれた、

清水型と呼ばれる高木の柄の組み合わせ。

 

惚れ惚れする美しさ。

鍬にゾクゾクする。

人生で初めての感覚です。

 

さあ、耕してやろう。

 

気合いが入りました。

 


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コメント: 2
  • #1

    ジェミニ (木曜日, 31 10月 2024 21:52)

    道具を新調すると、気合いが入りますね。
    特にシンプルな道具ほど、そうですね。
    出来は、使い手次第、言い訳は出来ません。
    同じ道具でも、使い手が違うと見違える程の違い。
    作物でそこまで違うかは、分かりませんが、取り組み方が変わるのでしょう。
    結果は、良くなるに決まってます。

  • #2

    銀山 (日曜日, 03 11月 2024 07:48)

    ジェミニさん
    ありがとうございます!
    道具は、使い手の仕事観が表れますよね。
    僕の師匠の倉庫は、道具もレイアウトも美しいです。
    見習いたいです。